「命」の相談室/ゴルゴ松本

 

 

 「命」ポーズの芸で知られるコメディアンのゴルゴ松本さんが、少年院での講演ボランティアなどの活動を手掛けるに至った過程など、ご自身の半生を振り返りつつ、ご自身が大事にされていることを語られます。

 

 個人的には、少年院での講演ボランティアでどんな授業をされているのかについて興味があるのですが、そちらはこの本の前に『あっ! 命の授業』を出版されていて、そちらで紹介されているようですので、いずれ近いうちにコチラの本も紹介したいと思います。

 

 ゴルゴさんはとんねるずのスポーツ関係のテレビ番組の野球のコーナーによく登場されていたことで知られるように、高校野球で埼玉県の強豪校である熊谷商業で甲子園を目指してプレーされていて、レギュラーではなかったものの一度春の甲子園に出場したということで、その中での取り組みがご自身の人生の中での拠り所となっているようです。

 

 その後、お笑い芸人を志して、TIMを結成するのですが、「命」でブレイクするまでにかなり時間がかかったということで、その期間にかなり読書をされたようで、その中で漢字の深みにハマったということで、「命」の芸だったり、少年院での講演で漢字をネタに授業をされて感銘を与えたりということにつながっているようです。

 

 最後に劇中での「人」という文字での一説が有名な金八先生を演じた武田鉄矢さんとの対談が収録されているのがご愛敬ですが、漢字をネタにしているコメディアンがいるんだ!?というのが印象的で、最近はあまりテレビではお見掛けしませんが、少年たちを励ましたりという活動で是非ともガンバってほしいと思います。